Author Archives: 田中 光敏

2017寒中お見舞い申し上げます

昨年は、嬉しいことも悲しいこともたくさんあった1年でした。
今年は、嬉しいことが、たくさんある年にしたいものです。
年末に、出版社からお話をいただき、故山本兼一さんの作品の後書きを書いていました。
大好きだった山本さんとのひとときを思い出しながら。
大掃除の時、偶然にも、僕の机の引き出しから、山本さんが直木賞を受賞した時の手紙が出て来ました。
とても嬉しそうな文面と、最後に、落ち着いたら一献行きましょう、と書かれているものでした。
なんとも、縁があることか、山本兼一さんを想っていると、こんな出会いがあるものかと嬉しくなりました。
その時、山本さんと一献交わした時の言葉を思い出しました。
「作品を書き上げる時、徹底的に調べて一つ、一つ、小説の資料を積み上げて行く。調査を自分の足で納得行くまでした後、書き始める」。
2017年
山本兼一さんに頂いた言葉を実行して行こうと思います。
引き出しから出て来た手紙も何かの縁でしょうから。

田中光敏

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札幌は一面の雪、JR日高本線を想う

11月末から12月頭にかけて北海道に行ってきました。
着いたその日は、札幌は一面の雪。夜は吹雪いていました。

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今回は、我がふるさと“北海道”で映画が作れないか、できることなら、一度ふるさとの映画が撮りたいと前々から思っていて、いつか実現させたい企画を手に携えて、札幌や地元の方々とお会いしてきました。

実はちょっとびっくりしたのですが、東部4町といっしょに、えりも植林事業の映画を作るという話が、いち早く12月7日の新聞記事に載っていました。発表の早さに驚きながらも、これから東部4町の町長さんや地元の町民の方々や北海道の方々に支援をしていただき、何とかいい映画を作りたいものだなと考えています。

僕が北海道へ着いたその日から、テレビや新聞ではJR北海道のローカル線廃止のニュースが流れていました。北海道の鉄道の現状の半分が廃止されるとかで、僕のふるさと日高線もその候補に入っています。日本でも有数の美しい風景をもつ日高線。雄大な太平洋を望み、列車は進む。窓を開けると潮騒の香りが漂ってくる。新ひだか町を過ぎたあたりから、さらに風景は一変する。緑の牧草地帯に馬が駆け巡り、その中を日高線が走り抜けていく。なんとも北海道らしい風景だろう。何度見ても、何回この列車に乗っても、あの穏やかで美しい牧場の風景は日本一!と言っていいほどの美しさを放っている車窓からの風景でした。今でも心に残るのその美しい風景は、自分の心象風景としてもずっと心の中に残っているものです。まさかその風景が二度と見られなくなってしまうのか・・・。それはあまりにも残念な事。絶対に日本の美しい風土、そして文化として、この日高線を残してほしい。そう思いながら、今は台風で列車が通行できなくなった日高線の線路の横を走る車の窓から眺めていました。
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つづく

福井県美浜町、インバウンド映像スタート!

今日は、映画サクラサクでお世話になった、福井県美浜町にインバウンドの企画でロケをしてました。
これから、暫く美浜町さんにお世話になります。

久しぶりの美浜の町は、あいにくの雨。
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しかし雨の中のレインボーラインから望む、三方五湖や日向の町の美しい秋の姿は、とても気持ちを穏やかにしてくれます。
雲の隙間から日本海に差し込む太陽の光。海に浮かぶ虹。美浜の山を赤く染める紅葉。
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笑顔で迎えてくれる町の人。
なにより、凄かったのはスタッフと宿泊する新谷旅館さんの夕食でした。
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ひさびさに、感動的な新鮮で美味しい、心のこもったご飯を頂きました。

本当に美味しかった。映画「サクラサク」でも女将さんにお世話になって、
こちらの、へしこがまた、凄く美味しい!
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本当に、心のこもったおもてなしがありがとうございます。
映画のスタッフが美浜の民宿の料理が美味しいと言っていたことを思い出しました。
またロケ行きますのでよろしくお願いします。

 

ちなみに、お昼ご飯も美味しかった。シルバーショップ湖畔というお店です。
手作り、お袋の味。ご飯おかわり。かぼちゃの味噌汁おかわり。ちなみに、代金五百円。
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田中光敏拝

【京都】綾部『海難1890』上映会

 

今日は、京都綾部に行って来ました。
紅葉が美しく、綾部の町を通る由良川が穏やかで美しかった。
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中丹文化会館で高校生1000人。一般の方300人。
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『海難1890』上映して頂きました。綾部高校のみなさん、ありがとうございました。
そして、四方さんをはじめ、同窓会のみなさん、お世話になりました。

少し、綾部の町を歩きました。
秋の日差し、紅葉、そして梅松苑など、心が穏やかになれる時間でした。
綾部の町、とても絵になる素敵な町でした。田中光敏拝
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星薬科大学での不思議なご縁

10月23日
星薬科大学で「サクラサク」上映会をしていただき、大学へ行って来ました。
100年の歴史ある建物での上映、薬科大学の歴史と雰囲気を味わいながら、「サクラサク」を見ました。
心温まる上映会、同窓会の皆さん、鈴木教授、本当にありがとうございます。
実は、大学を訪ね、びっくりすることがありました。
中学、高校の頃大好きだった、星新一。本当によく読みました。
まさか、その星新一のお父さん星一さんが、この星薬科大学の創設者とは驚きました。
上映前に歴史資料館を見せていただくと、星一さんは野口英世や近代の日本の歴史に出てくる各界のトップと関わり、未来を予測する小説まで書いていました。
ドラマになりそうな、中々興味深い人物。
「サクラサク」上映のご縁で、星一さんという、なかなか凄い人物に出会いました。
田中光敏拝

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星薬科大学について

創立者星一先生について

星新一さについて

星一(ほしはじめ)先生の銅像

【福井】あわら湯けむり芸術祭2016

%e3%81%82%e3%82%8f%e3%82%89%e8%8a%b8%e8%a1%93%e7%a5%ad%ef%bc%9110月9日、福井にて、あわら湯けむり芸術祭に、参加させていただきました。
本当に温かく、楽しい映画祭でした。あわら湯けむり芸術祭の実行委員会のみなさん、市役所のみなさん、映画祭のボランティアのみなさん、最後になりましたが、橋本市長、楽しい映画祭をありがとうございました。

 

 

出品作品も、とても面白かったです。今回も、若い才能あるクリエイターたちの作品が芸術祭の会場を、本当に泣いたり、笑ったりと盛り上げてくれました。
これからも、一年、一年、素晴らしいあわらならではの芸術祭を全国に、いや、世界に広めて行きたいですね。

僕も、映画づくりに励まないと。

いい時間を、ありがとうございました。

P.S.
誕生日のお祝いコメントありがとうございます。
ちょっと照れますね。(#^^#)

田中光敏    拝

今年の田中光敏賞

%e3%81%82%e3%82%8f%e3%82%89%e8%8a%b8%e8%a1%93%e7%a5%ad%ef%bc%92STAR~スター~

監督 大和優雅さん

おめでとうございます!

北海道浦河町、僕の故郷

講演の後、少し足を伸ばし札幌から故郷浦河へ。
浦河の空は高く、日高の海は昔のままキラキラと輝いて、美しかった。
美味しい食事、友との宴の時間、故郷の美しい風景は、何よりもご馳走様でした。
北海道の友人たちに、    今回もお世話なりました。

ありがとう。田中光敏。

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子供のころ住んでいた、公営住宅です。思い出して訪ねみました。

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故郷を想う

時計台田中です。いよいよ9月ですね。もうすぐ、我が故郷北海道へ向かいます。
北海道時代の同級生の声がけで、札幌市内のホテルで、講演をさせていただきます。
ありがたい限りです。久しぶりの帰郷になります。
最近、北海道は台風続きで、少し心配です。
色々被害が拡大しているようで、これ以上台風が来ないこと祈ってます。
映画の現場で、いつも思い知らされます。人は自然の前では、無力だと言うことを。
今回は、我が故郷で映画が出来ないか?
映画の実現化にむけて、色々な方々、沢山の方々に会って来ます。
田中光敏

暑中お見舞い申し上げます!

田中です。
先日、久しぶりに、「利休にたずねよ」のプロデューサーと、原作者の山本兼一さんの奥様といい時間を過ごしました。
早いもので、山本兼一さんが亡くなって二年半が過ぎました。
「火天の城」そして、「利休にたずねよ」。
山本兼一さんが僕に託してくれた作品です。
三人でたっぷり山本兼一さんの思い出を話しました。
話は盛り上がり、山本兼一さんと最後に電話で話をしたときのことを奥様に話しました。
山本さんが、自分の容態を知ってか知らずか、
『監督、三部作だね。頑張って三部作やろうよ。』
そう話していたことを。
今考えると、山本さんは、自分自身に叱咤激励していたんじゃないかと。

俺はまだ死なない。
俺はまだまだ生きる。

そう僕に伝えたかったのではないか?
最近、そんなことを思います。

三部作、やりたい。
自分が三作目に作品にするとしたらなんだろう。
やっぱり、偉大な歴史小説家「山本兼一」の世界に、もう一度浸ってみたい今日この頃です。
山本兼一さん書物

和歌山県知事表彰について

2016.5.31
田中です。

この度、和歌山県知事表彰いただきました。
ありがとうございます。
日本とトルコの合作映画が、国際交流に貢献したとしていただきました。
和歌山県知事の仁坂さんをはじめ、和歌山の県民の方々に大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
和歌山の、先人たちの思いが、沢山の人々の心を動かし、日本やトルコの国を動かし、完成し上映することができたと思っています。
日本とトルコの映画に関わる全ての人々が、一心に、伝えたい、残したい。その思いでこの「海難
1890」を完成させ、未来への遺産として残すことが出来たと信じています。
映画を作る励みになる栄誉ある賞をいただきました。
ありがとうございます。

管理人です。
和歌山県知事表彰の詳細です。
http://www.pref.wakayama.lg.jp/pre…/000100/tijihyousyou.html

監督は、今回の最年少で、僭越ながら、ご挨拶もさせていただいたそうです。

 和歌山県知事表彰状