トルコに想いを馳せて 映画『海難1890』共に

今から8年前、日本とトルコの合作、映画『海難1890』を作りました。(東映配給)
トルコの国では、トルコスタッフ、キャスト、エキストラに延べ2万人参加していただき、映画は撮影から仕上げまで2年という月日を費やして完成しました。
最初は、異なる文化・歴史・宗教を持つ遥か西にある国と、果たして一緒に映画が作れるか?そんな不安を感じながらのスタートでした。
しかし、トルコへ行き、考えは一変しました。
行くところ、行くところ、エキストラの方々まで、ありがとう、ありがとう、と言ってくれるのです。
え?何が? 最初は理解出来ませんでした。
遥か125年以上前の救出劇に対してトルコの先人達を救ってくれてありがとう!と言ってくれているのです。
日本人として、誇らしかった。しかし、映画を作るまで知らなかった事が恥ずかしかった。

トルコの方々は、和歌山県大島樫野崎のエルトゥールル号救出劇は、小学校で勉強していたのです。
それに加え、トルコの方々は、日本人スタッフ&キャストを温かく迎え、日本の文化や日本を理解して、一つの作品にしっかり向き合ってくれました。
映画の撮影が終わる頃、「日本とトルコの友情は本物だ」と感じました。
日本が困っている時、助けてくれるのはトルコではないか、と。



今、トルコは地震によって沢山の被害を受け、傷ついた人々がいます。
お願いします。
トルコの人々が今、困っています。
皆さんのお力をお貸し下さい。


トルコのみなさん、遠く東の端の日本から、皆さんが、無事である事祈っております。
みなさんとの友情は変わりません。いつまでも。

Uzakdoğu’daki Japonya’dan sevgili Türk halkı,
hepinizin güvende olması için dua ediyorum.
Sizinle dostluğumuz asla değişmeyecek. daima.

追伸
東日本大震災の時、宮城沖から最前線で、世界各国の救援隊の中で最も長く、3月18日から3週間に及ぶ救出をしていただいたのもトルコ海軍と聞いています。

田中光敏拝

戦争反対

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