先日、早稲田大学オープンカレッジで講義をして来ました。
和歌山県観光連盟が主催で、もちろん話は、日本とトルコの合作「海難1890」です。
この合作映画で学んだこと、実話だからこそ現場の人間が現場で感動した裏話を中心に、
お話をさせていただきました。
受講していただいた皆さん、ありがとうございました。
その会場で、久しぶりに懐かしい方にお会いました。
沼田準一さんです。
映画の後半、舞台は1985年イラン、イラク戦争。
イランのテヘラン空港で、日本人215人がとり残されました。
まさにその現場に居た方です。
日本からの救出の手立ても無く、沼田さんたちは、絶望のどん底だったと聞きました。
その時、トルコは日本人に向けて危険を犯してまでも救援機を飛ばしてくれたのです。
映画の中のセリフがあります。意訳してますが、
乗組員の命が危ないから、飛行機を飛ばさないのか?
テヘランにいる日本人の命が危ないから、危険を犯してでも救援機を飛ばすのか?
企画を作るとき、沼田さんや、トルコ航空のパイロットに取材をして、突き刺さった言葉です。
究極の選択なのかもしれないけれど、皆さんは、どう受け止めてくださったのでしょうか?
田中光敏拝
沼田準一さんに関する記事は、次のとおりです。
特定非営利活動法人「エルトゥールルが世界を救う」、沼田準一さん物語こちらをクリック
和歌山県観光連盟わかやま紀州館の皆様、大変お世話になりました。